【氣が動く3つの要素 ~動き(調身)呼吸(調息)イメージ(調心)】
中医学や禅では、「調身 調息 調心」と言う考えかたがあります。
これは氣を動かすための3通りの方法だと、私は捉えています。
調身
身体の動き、いわゆる運動や体操などを通して、氣を動かす方法です。
調息
呼吸を通して氣を動かす方法です。いわゆる呼吸法のことです。
調心
心に浮かぶもの、いわゆる想念によって、氣を動かす方法です。イメージトレーニングなどがわかりやすいかもしれません。
気功やヨガでは、運動 呼吸 イメージを組み合わせて、氣を動かすことによって、経絡の流れを良くしたり、チャクラを活性化したりしています。
運動(調身)や呼吸(調息)が氣を動かすことは、何となく理解できますが、想念やイメージ(調心)が氣を動かすということは、一般の人たちにはあまり知られていません。
実はこの調心にこそ、メンタルパワーにつながる大いなる秘訣が隠されています。
NLPなど深層心理学を実践されている方なら、イメージの持つ力の大きさを実感されていると思います。
その時、実は氣が大きく動いているからこそ、実際に目に見える形で、様々な変化が起きてくるのです。
たとえば、他人に対する想念などは、氣のレベルで即時に相手に影響を与えています。
キネシオロジーの筋反射テストで測れば一目瞭然で、実際に相手にどのような感情を持つかによって、相手の筋肉への力の入り具合が変化します。
相手にネガティブなイメージや感情を持つと、不思議と相手の筋肉に力が入らなくなってしまいます。
これは相手の氣のエネルギーが滞っていることを示します。
反対にポジティブなイメージや感情を感じると、エネルギーが満ちて、いつもより大きな力を発揮できるようになります。
スポーツなどで、ホームよりアウェイの方が実力が発揮できず、戦いにくいと言われる所縁がそこにあるのです。
NLPなどで言われるノンバーバルコミュニケーションでも、姿勢や声のトーン等だけでなく、このような氣のレベルでの交流を通して、相手の無意識にどのような影響を与えているのかを観ていくことが肝要です。
このような調心による氣のパワー、相手への影響を実感できるようになると、人を呪うなんてことは本当に怖い事で、絶対にダメということが、わかるかもしれませんね。
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