【ボディタイプの源流 ~野口晴哉(体癖論)とNLP】

天才整体師である野口 晴哉という人をご存じでしょうか?   現在でも野口 晴哉が系統だてた野口整体の流れをくんだ道場や、その流れを実践されている整体師さんも大勢おられます。   私も、ボディワークを勉強し、さまざまな整体法やマッサージにふれる中で野口 晴哉の存在を知りました。   彼自身のユニークな人生や人生感だけでなく、整体師としての天才的な人を観察する目に、とても驚きを覚えました。   患者を一目見ただけで、その人の症状やその原因、そしてその生活習慣や性格までもピタリと当てるその様は、まるで神の目のようでものすごいものがあります。   そんな彼の提唱している人間観察論である「体癖論」は、ポイントを押さえて観察することで、相手の様々な要素を理解できるというとても興味深いものです。   そんな「体癖論」は私がライフワークとして伝えている心理体系のNLP(神経言語プログラミング)とも相通じる要素が数多くあるので、個人的に研究してきた分野です。   そして、その研究が後の「ボディタイプ・リーディング(判別法)」につながることになります。   ウィキペディアによると「体癖」について、下のような定義がされています。   「体癖(たいへき)とは、野口整体 の創始者、野口晴哉 がまとめ上げた、人間の感受性の癖 を表す概念。個人の感受性の癖によって、生理的・心理的な傾向が生じ、体質や、個人の性格 を形成しているとされる。」 以上ウィキペディアより   NLPと「体癖」にどんな関係があるのか?     NLPでは、「こころとからだがひとつのシステムを形成する」 という前提があります。   もっと簡単に言うと 「こころとからだはつながっていて、私たち人間はそのつながりのバランスによって、生きている」、という事なのです。   「心身一如」という言葉もありますね。   ですから、心を扱っているNLPは、同時にからだとのつながりをとても大切にしています。   あなたは、心が元気でとても機嫌がよい時、どんな姿勢をしていますか?   逆にひどい出来事があり、ひどく落ち込んでいるような状態では、どんな姿勢をしていますか?   同じ姿勢ではないはずです。   体癖論では、もともとその人の持っている身体的な性質と、心との関係を明らかにしています。   特に、それらの特徴の違いを生み出しているのは、背骨の腰椎であるというのが、体癖論の基本的な考え方です。   野口整体の体癖論による12のタイプ分類と、NLPが提供する脳の思考プロセスの方向性の違いをもとした考察であるメタプログラムやには、様々な共通点が見て取ることができます。   メタプログラムのこのタイプは、まさに体癖の何種のことだ、なんてことがたくさんあるのです。   これらをまとめていくと、1冊の本にでもなりそうです。   現在私がマインドボディセラピーの中核としてお伝えしている「ボディタイプ・リーディング」は、野口先生の「体癖論」や東洋医学研究家の竹下雅敏先生の「五行類型論」の超大御所の尊い研究と考察をベースに、さらにNLPのメタプログラムやゴールドバーグ,L.R.が提唱したパーソナリティの特性論である「ビッグファイブ理論」なども参考に、それらの要素を取り入れて、よりわかりやすく編集したものです。    身体からこころを読み取って、より深いレベルで相手の本質を理解するために有効なこれらのツールは、一度ハマったらやめられないくらいの面白みがあると好評をです。   ぜひ今後もお伝えしていきたいと思っています。

マインド・ボディセラピー研究所

mind 心・body 肉体・energy氣 のバランスが取れてしっかりと噛み合っている時に、人は健康でイキイキと歩めます。しかしバランスが崩れてかみ合わなくなると、心や体に何らかの問題が生じます。 そのような時、mind 心・body 肉体・energy氣 の3方向からアプローチするのがマインド・ボディセラピーであり、そのようなアプローチが出来るセラピストを育成しています。

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