【祈りの力 ~イメージング(思考)パワーの原点】
昨日はイメージングパワーの秘訣について書きましたが、やはりイメージングパワーの原点は、「祈り」だと思います。
はるか昔から人間は祈ることの素晴らしさと、その強力な力を知っていたようで、今でも執り行われる多くのお祭りも、祈ることを目的にしています。
また世界各国に存在する先住民族などでは、今でもシャーマンという祈りのための専門職?がおり、リーダー的な立場で集落を指導しています。
なぜ、そのような習慣が現在でも多く残されているのか?
それは、「祈り」が、私たちの人生においても、大きな力を得て、物事を動かしていくためにとても有効なものだと認識されているからだと思います。
何か問題にぶつかり、打つ手がなくなってしまった時、よく私たちは「もう祈ることくらいしか出来ない」と言います。
このような時、祈ることが単なる気休めくらいの意味合いに、成り下がってしまっています。
しかし、祈りには大きな力と可能性があり、昨日お伝えしたイメージングパワーが発動することを考えると、祈りは単なる気休め事ではなく、本当に素晴らしい可能性を秘めているものだと思います。
ここに祈りに関する、私の好きなエピソードがありますので、紹介します。
以前に読んだ 立花隆著の「臨死体験」という本で紹介されている記事です。
交通事故で重傷を負ったある女性の談話としてその話はのっていました。
その女性はかなりの怪我をしたようで、意識がない状態の時にいわゆる臨死体験をしたそうです。
彼女は自分が車の中でぐったりとしている状況を、からだの外から見ていたそうです。
すると、ある方向から、ピンク色のなんとも暖かくて気持ちのよいエネルギーが横たわっている自分のからだに向かって、流れてきたそうです。
そのエネルギーがあまりにも心地よかったので、彼女はそのエネルギーがどこからきているのかを知りたくなって、エネルギーの帯をたどっていったそうです。
すると、自分の事故のためあたりの道路が渋滞していたそうですが、 かなり離れたところで、渋滞につかまっていた一台の車の中から、そのエネルギーが放たれていることに気づきました。
その車の中をのぞくと、ある婦人が、「事故に遭われた人が無事でありますように。そして助かりますように。」と真剣に祈っておられたそうです。
そのエネルギーのおかげかどうかはわかりませんが、その後彼女は意識を回復し、死の淵から生還することができたのです。
この話を読んである特定の宗教の話とかではなく、人が人を思いやる想い、そして人のために祈る切なる祈りは力あるエネルギーとなって、しっかりとその相手に届くんだ、ということを知ることができました。
これこそイメージングパワーの原点だと思います。
今、もし何か問題をかかえており、具体的にできることが何もないというような状況にあるなら、まずはそんな自分、あるいは他人のために、祈ることではないでしょうか。
今、世界は多くの問題を抱えています。
絶えまないテロや戦争、原発問題、飢餓や疫病、大災害など。
そのような大きな問題に対して、私一人では何もできないとあきらめる前に、祈りという形で、世界をささえ、愛の輪に入ることはそんなに難しいことではなく、しかも世界を変えていく原動力になる可能性があります。
一人より二人、二人より三人 祈りの輪が大きくなればなるほど、暖かいエネルギーが必要なところに届きやすくなることでしょう。
0コメント