【悩みの原因 ~ 思考VS感覚の図式】
私たちが何かに悩む時
人前であがってうまくしゃべれない
ダイエットして痩せたいのに痩せれない
旦那に優しくしたいのに、きつくあたってしまう etc.
このような場合、私たちの内では何が起きているのでしょうか?
あえて一般化して説明するなら、多くの場合私たちの心が二つに分裂し対立が起きています。
顕在意識と無意識という二つの心が、お互いに違った事を望んでいるような状態だと考えられます。
もっと簡単に説明するなら、頭で考える事(思考=顕在意識)と身体で感じる事(感覚=無意識)が、綱引きをしているような状態です。
また違った例えで言えば、自動車のアクセルとブレーキを同時に踏んでいる状態にも似ているでしょう。
そのような状態では、悩みをスッキリと解消するのはとても難しいと思います。
たとえば、
痩せたいのにダイエットがうまくいかない
このような場合、
もっと痩せて美しくなりたいという思い(思考)VS食べたい衝動(感覚)
これは、そのまま 顕在意識VS無意識の対立という図式に置き換えることができます。
いくら栄養をとらなければいけない時でも、高熱があり、むかつきがあるような時には、ものを食べたいとは思わないと思います。
また、いくらダイエット中であっても、お腹が空いている時に、大好きな焼肉屋の前を通ったら、思わずお店に入りたい衝動にかられるのでは。
このように頭で考える事よりも、その時にリアルに感じる感覚が、私たちの行動に大きな影響を与えているという事がよくあるのです。
それでは悩みは解決するためには、どうすればよいのでしょうか?
簡単に言うと、思考と感覚が一致している状態になればよいのです。
綱引きをやめて一緒に同じ方向に進むということです。
そのような状態を自己一致といい、自分の顕在意識と無意識、あるいは心と身体に矛盾のないとても自然で平和な状態なのです。
このように自己一致できる部分が多くなるほど、悩みが解消されて、おだやかで幸せな人生を歩めるようになります。
では思考と感覚をどのように一致させていくのか?
少し長くなってしまったので、その方法はまた次回お伝えさせていただきたいと思います。
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